Nursing

看護部

NURSING PHILOSOPHY

東熊本第二病院 看護理念

思いやりの心を持って病める人達の体を癒し、愛する心を持って苦しむ人々の心を和ませ、喜びの心を持って看護の礎を築きます。

NURSING POLICY

看護方針

  • 1. 患者さんのアメニティーを第一に考え、命の尊さを患者さん・ご家族と共に考え実践する。

  • 2. 医療・看護の知恵の習得を常に怠らず、最新の知識を身につける。

  • 3. 看護技術の向上を図り、患者さんの療養環境を充実させる。

  • 4. チームワークを優先し、病院内の融和を図る。

  • 5. 病院、施設、在宅の看護の格差を無くす為に、看護技術の提供を積極的に行う。

 私たちの病院は、地域の方々や患者さんの立場に立った良質な看護・介護を提供するとともに、安全で安心な医療を目指しております。
 東熊本第二病院は、2017年4月から介護療養病床を地域包括ケア病床に転換し、2019年3月には介護療養病床を廃止致しました。その後、地域包括ケア病床を段階的に増床していき、9月には10床の一般病床の運用も開始しました。
 また、同月には電子カルテも稼働し、救急対応にも力を入れ地域の方々が安心して暮らせるようにしていきたいと考えております。
 看護部も大きく変化してきており、機能別看護から患者さん一人一人の看護をより充実させるため、『受け持ち制+PNS方式』に変更致しました。
 今までは療養・介護病床で長期入院の患者さんの終末期医療を家族とともに考え、看護や介護を行ってきました。今後は、その看護にもう一つ!在宅支援に向けて患者さんやご家族を中心に多職種チームで連携を取りながら、“その人らしい退院支援”を大事に行っていきたいと思っております
 “患者さんの心に寄り添い・優しく・あきらめない看護を目指す”

ABOUT THE FIRST
FLOOR WARD

1階病棟について

 1階病棟は、医療療養病床51床の病床数を運用しております。慢性期の治療を主体とした病床であるため「患者ケア」に重点を置き「思いやりの心」で接し、「笑顔と優しさ」をモットーに日々の看護・介護業務に励んでおります。療養型であるため、患者さんとの向き合う時間を大切にし、患者さんごとに合わせたケアを一生懸命考え、質の向上を図りたいと考えています。

ABOUT THE SECOND
FLOOR WARD

2階病棟について

 2階病棟は、地域包括ケア病床50床・一般病床10床の60床の病床数を運用しております。入院時から退院まで安心して入院生活を送れるように他職種と連携をとりながらチームで在宅復帰に向け取り組んでおります。また、患者さんやご家族とのコミュニケーションを密に図りながら信頼関係を大切にしています。当院には、認知症サポートチームをはじめとし、数々チーム発足し、各チームが主体となり職員への知識の向上や質の向上に日々励んでおります。

ABOUT OUTPATIENT

外来について

 当院は、内科・皮膚科を標榜し運用しております。
 近年、高齢化が進み在宅では独居生活で内服薬の自己管理が出来ず病状の悪化になることや老老介護により在宅での生活が困難になっていることが問題となっています。このような問題のなか、私たち外来看護師は、患者さんとコミュニケーションを密に図ることを大切とし、患者さんやご家族より気軽に声かけて頂けるように、『笑顔で丁寧な説明・対応』を心掛け、在宅生活が安心して暮らせるように『在宅環境の調整』『生活指導』『メンタルケア』『治療選択の意思決定支援』などを行っています。また、待ち時間の短縮のために医事課をはじめとする他職種との連携を強化し『この病院に来て良かった』と言って頂けるように努力しております。
 令和元年6月より救急患者さんの受入をはじめ、地域の皆さんが安心して暮らせるように、地域における病院として今後も頑張っていきますので宜しくお願い致します。

EDUCATIONAL GOALS OF NURSING

看護部 教育目標

多様化する社会ニーズに対応できる看護職・介護職としての資質を高め、看護・介護サービスの質向上を図る

  • 1. 看護・介護職の本質を追究し専門職としての感性豊かな人間を培う

  • 2. 専門職として必要な知識・技術の向上に努め根拠のあに基づいた看護・介護能力を養う

  • 3. 組織およびチームの中で自分の役割を自覚し相手の立場を考え行動することができる

  • 4. 一人一人が主体的に責任を持って、看護・介護を実践できる

  • 5. 自己研鑽できる看護師・介護職を育成する

  • 教育体制

    ①e-ラーニングなどによる学習環境を整備している
    ②院外研修の支援している
    ③進学するための奨学金制度を整えている
    ④新人教育・中途入職者の教育プログラムを整えている(担当の支援ナースを配置)

  • 新人ナースの声

     新卒として入職し3ヶ月が経ちました。初めての就職でわからないことはたくさんあり、不安も多くありました。しかし、先輩方が優しく丁寧に教えてくださり看護師としても社会人としても日々先輩方させていただきながら頑張っています。休憩時間はみんなで昼食をとるなど和気あいあいとしています。知識や技術はまだまだですが患者さんを一番に考え笑顔を忘れず患者さんに寄り添えるような看護師になりたいです。

ABOUT NURSING WORK

看護業務について

東熊本第二病院の看護部ではPNSの導入し運用しています。

 PNSとは・・・・Partnership Nursing System(パートナーシップ ナーシング システム)の略称で、福井大学医学部付属病院の看護部が発祥の看護体制で、安心かつ安全な看護を効率的に提供できるシステムとして注目されています。システムとして、看護師2人がペアを組み、複数の患者を受け持ち、お互いの能力・技術・特性を活かしながら協力し合い業務を遂行できる体制のことです。

DAILY WORK BY PNS

PNSによる1日の仕事

  • 8時30分 出勤・情報収集

     業務開始とともに、日勤者(メンバー)は電子カルテの閲覧を開始し集中して情報収集を行い、患者さんのトピックス・本日の予定を確認し疑問点については深夜勤者(メンバー)に確認します。検査・点滴・処置・ケア等多くの業務に携わっていますが、PNSによりお互いの補完が可能となります。
     ペアのミーティングでは、各メンバーが情報収集後、内容を確認し情報共有し本日の業務スケジュールを構築します。また、ラウンドする前には、重症な患者さんやトピックスの多い患者さんの観察ポイントや病態の確認をしたり、経験したことのない検査や処置などがあれば先輩に伝えて調整したりとペアでの重要なコミュニケーションの時間となっています。
     リーダーは、全体の状況を把握しスタッフからの情報を集めることで時間内に業務を終了できるよう臨機応変に対応します。

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  • 8時50分 全体朝礼

     師長・リーダーから各病棟の本日入院・退院・IC・訪問調査予定やスタッフ間で共有すべき情報や連絡事項を伝えます。

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  • 9時00分 体位交換・オムツ交換

     臥床中の患者さんの体位交換・オムツ交換にラウンドします。全身のスキントラブルや排泄状況、関節拘縮の程度や麻痺など体幹や四肢に触れながら確認しています。

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  • 9時30分 ペアでラウンド(患者さんの観察・処置)

     ペアで注射・点滴を確認準備して、ベッドサイドへラウンドに行きます。1人が観察項目のチェックやバイタルサインを測定し、もう1人がリアルタイムに電子カルテに入力します。同時に点滴・処置・ケアを実施します。お互いに患者さんの状況によってペアが離れる時間もありますが、コミュニケーションをしっかりとって情報の共有をすることで効率よく業務を実施することが出来ます。
     1人ではなくペアでラウンドすることでお互いの経験値を共有することもでき、ベットサイドでのOJTの場ともなっています。

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  • 12時30分 交代して休憩(60分)

  • 13時00分 子育て中のママ 業務終了

  • 13時30分 カンファレンス

     日勤者・遅出勤務者を交えて、カンファレンスやインシデントの共有、業務について検討事項があれば提案したり、各委員会より報告や勉強会を行ったりしています。

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  • 14時00分 ペアでラウンド

     各ペアでの業務進捗状況を確認し、定時終業に向けてリーダーを加えて業務に着手する。
     ※子育て中のママさんの残務は遅出勤務者が補完しリレーのように業務を継続させていきます。

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  • 16時00分 日勤者から準夜勤者に引継ぎ

  • 17時00分 日勤者は終業